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残留オーステナイトとは?

オーステナイトはスチール内に高温で存在する面心立方(FCC)の相です。冷却するとほとんどのスチールはフェライト(体心立方(BCC)相)またはマルテンサイト(体心正方晶(BCT)相)に変化します。一方、冷却速度の違いにより一部のスチールはオーステナイトの状態(約0~30%)で残留します。そのため、「残留オーステナイト」という呼称が使われています。存在する残留オーステナイトの量はスチール部品の性能、寸法的な安定性、寿命に重要な役割を果たします。X線回折(XRD)は残留オーステナイトの率を1%まで正確に決定できる唯一の利用可能な方法です。

 

プロトのAXRD卓上型システムおよびiXRDとLXRD残留応力測定システムは残留オーステナイト測定システムが可能です。
当社は下記を含め様々なオプションをご用意しています。

 

・低コストタイプ:手動4ピーク収集

・完全自動タイプ:4ピーク収集

・高速タイプ  :複数検出器 4ピーク同時収集

 

※測定は全てASTM E975を順守して行います。